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ノラゴン 1/35 マズルカ改空挺戦車


戦後ポーランドが自主開発しながら、当時の
ソ連の圧力で本格量産が中止され、後に
シリアに渡った少数がイスラエルに捕獲・
使用されたことで一部に有名な万能空挺
戦車。一台に戦車駆逐・対空戦闘・火力
支援の機能を詰め込んだ意欲的な車輌で、
ゆえにより簡易なBMDを売りたい旧ソ連に

睨まれて消えてしまった悲劇の戦車である。
しかし運用してみたイスラエル軍には不評。
特に低すぎる位置に付いた主砲が不整地

での機動の邪魔になるし、詰め込みすぎの
車内はあまりに狭く、また空挺戦車であるため
装甲も薄く、砂漠での戦闘にはおよそ向いて
いなかったからである。それでもイスラエルは、

開発されたばかりの反応装甲「ブレイザー」の
装備や、搭載ミサイルをTOWに換装する等、
改良を加えてレバノン侵攻に使用している。

・・・というのはウソで、本当は
アオシマ 1/48 マズルカ


スケールキットではなく、アニメキットである。企画開始
が'78年という古いアニメで、TVシリーズとしての展開に
失敗し、そのまま消えていくはずの物であったが・・・
設定書がアニメ誌で公開、「幻の作品」として期待され、
当時のアニメブームに乗ってパイロット版が劇場公開され、
勢いでプラモまで出てしまった。「マズルカ」はストーリー上、
やられ役の脇役メカだが、アオシマからは車内が一部再現
されたディスプレイ版と、モーターライズの走行キットが出た。
ただし、キャタピラと起動輪の合いが悪く、走行モデルの
性能には疑問が残る。


もとのデザ インは、時代を考えると極めて先進的。八州重工製
という設定で、日本の戦車なのだが、なぜか名前はポーランド
の踊り。実車として考えるとあまりに問題点が多すぎ、例えば
車体前方に固定された主砲の低すぎる配置、戦車長シートが
車体の床に固定され、砲塔の旋回についていけない、砲塔右
後部のミサイル(カパッと開いて、外側に起きる)は、前方の
サーチライトが邪魔で使えない、戦闘機のキャノピーみたいな
乗員ハッチと周囲の盛り上がり部が、被弾率の高い正面に
来ていて危険・・・等々。やはり、これはアニメキットなのだ。
また、アニメの設定の人物対比と比べても、あまりにオーバー
スケールなので、1/40くらいと解釈。
そのままで は、あまりにシンプルで軽く見えるので、スケール
キットから部品を流用して、それらしくしてみた。全面を覆う
リアクティヴ・アーマーは、ドラゴンのシャーマンのキットから、
イギリス軍型キャタピラを裏返して貼ったもの。ドラゴンのM4系
のキットは、最初にファイアフライが出たのだが、あとから出た
米軍型はキャタピラのピンだけ昔の部品を使い、イギリス型
キャタピラ本体は大量に不要部品となり、余っていたためで
ある。他、1/35のエッシーTi67の不要部品であるソ連タイプの
工具箱等や、アカデミーM60A1(イスラエル型)の米軍タイプの
装備品をらしく貼り付けた結果、イスラエル風になったという
わけである。完成すれば上のニセ箱絵風になるだろう。




オマケ・のらごんモデルズのロゴ。ドラゴンのロゴのパ ロディーだが、昔連載していた
「あっくま〜ず」という漫画の表紙でも(少しデザインは違うが)使ったことがあるもの。